服部について
服部について
鞄産地の町・兵庫県豊岡市に所在にて、長年蓄積したモノづくりの技術・ノウハウを活かし、様々なライフスタイルに合わせたお客様の満足をテーマに、シンプルと機能を追求し続けるモノづくりを目指しています。
オリジナルバッグの製造・販売の他、着物用バッグやスクールバッグなど各種バッグの企画・製造もさせていただいております。お気軽にお尋ね下さい。
鞄づくりとの関わり
■柳行李を鞄へ
弊社は、旅行用品関連雑貨問屋の鞄嚢(ほうのう)雑貨卸の柳行李の仕入部として豊岡市で業務を始めました。当時、豊岡で生産していた柳行李製品を携帯使用に出来ないかと考え、服部清三郎(初代社長)が、明治39年に苦心の末、「鞄型柳行李」を創案したとききます。
さらに、大正4年に柳行李の強度を増すための「柳行李縁金具」の特許を取得し、補強ベルトの十字止金具を考案し、大正時代から昭和初期にかけて開催された国際博覧会に出展し多数の受賞をしました。
スマートケース
昭和28年頃、東京で考案され、のちに映画「君の名は」で岸恵子が持ち大流行した「スマートケース」が、豊岡でも本格的に生産されました。素材を袋状に縫製し後で被せたもので、素材の塩化ビニールレザーが大変軽く、急速な生産の伸びにともないミシン加工による縫製技術が導入されました。生前、2代目社長の服部清之助が、「塩化ビニールに布地を張り合わせた素材が出来た事が、鞄業界の大きな変わり目だった」と言っていました。
現在の服部
昭和19年(1944年)に、戦災で大阪支店が焼失し閉店、翌昭和20年(1945年)終戦の日に、本社を豊岡市に移転し、二代目社長に服部清之助が就任し、再スタートをしました。
昭和46年(1971年)には、株式会社服部を設立し、服部合名会社の営業権を継承して現在に至ります。
昭和52年(1977年)に3代目社長に服部隆一が就任し、自身の名前からのブランド、Ryu’s One(リューズワン)を始め、CROSSROAD(クロスロード)、VELBA(ベルバ)、Bluffpop(ブラフポップ)など、ビジネスバッグを中心としたオリジナル商品を手掛けてきました。
平成20年(2012年)に服部清隆が4代目に就任いたしました。
長い歴史の中で、先代達とそれを支えてくれた従業員や取引先の方々に感謝し、引き継いできたものを大切にしながら、鞄を通じてお客様により満足していただけるよう、社員共々情熱を持って頑張っています。